2007年03月14日
より高い目標を
とある企業さんのお話です。
この企業さんはブライダル業界では有名な企業さんなのですが、この企業さんが
株式上場を目指していたときのことです。
上場の直近期に年間売上高8億円、経常利益3億円という目標を掲げます。
そして半期が過ぎました。
その時点で、売上高3億円、経常利益1億1千万円しか達成できていません。
残りの半年で、売上高5億円、経常利益1億9千万円をあげないと当初に掲げた
目標は達成できません。
そこで目標達成のためにさらに高いハードルを課すのです。
売上高7億円、経常利益2億5千万円という目標を。
今までの倍以上の働きを要求されるわけです。
なかにはあまりのハードさに耐えかねて会社を去る者もでてきます。
それでも残った社員全員で死ぬ気で取り組んだ結果、
売上高6億円、経常利益2億1千万という数字をたたき出すのです。
ハードルはクリアできませんでしたが、
当初に掲げた目標は見事達成したのでした。
そして翌年、計画通りの株式上場を果たすのです。
この企業さんは現在もこの業界をグイグイ引っ張っておられます。
もし半期の時点でより高い目標を設定しなかったら
おそらく当初の目標は達成できなかっただろうと思います。
文字通り死ぬ気でやる。
「死ぬ気でやる」とは疲れや睡魔など感じる余裕もないほど
ただフルスロットルで目標達成のためだけに打ち込むこと。
これができたら打破できないことはないでしょう。
ここまで意識を高揚させて同じ方向に向かわせた
経営陣もさすがです。
…4月から新年度だスタートします
全社員が目標を決めるこの時期になると
決まってこの話を全社員に伝えています。
目標の大切さと
死ぬ気でやることを