2007年07月05日
ちょっといい話 ~縁~
会社説明会で僕が必ず伝える言葉…それが「縁」です。
一社会人としてこの「縁」の大切さを日々実感しているからこそ
学生のみなさんには若いうちからの出逢いを大切にしてもらいたいと願っています。
今日はこの「縁」のまつわる話をひとつ。
たったひとりの人との出会いがその人生を変える
感動的なお話です。
ある教師と児童との縁のお話。
とある雑誌で紹介されていました。
その児童が5年生の時、服装がだらしなくどうしても気になったので
その子の過去の記録を調べてみました。
一年生のとき
「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強もよくでき、将来が楽しみ」
二年生になると
「母親が病気で世話しなければならず、時々遅刻をする」
三年生になると
「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りをする」
三学期のときに
「母親が死亡。希望を失い悲しんでいる」
四年生のときには
「父は生きる気力を失い、アルコール依存症となり、子供に暴力を振るう」
この先生がいたたまれなくなって、その子に
「先生は夕方まで教室で仕事をするから、君も勉強していかない?
分からないところは教えてあげるよ」と声を掛けました。
少年は初めて笑顔を見せたそうです。
それから毎日、先生とその児童の勉強がはじまりました。ある授業で児童が手をあげた時、
先生は感動を覚え、少年は自信をもったのでした。
クリスマスの午後、その少年は小さな包みを持って先生の胸に押し付けてきました。
包みを開けてみると中身は香水の瓶でした。多分、お母さんの使っていた香水だと
思われました。
先生はその香水を一滴つけて夕暮れ時に少年の家を訪れました。
少年は雑然とした部屋の中でひとりで本を読んでいましたが、先生の訪問に気付いて
飛んできて、先生の胸に顔を埋めて「ああ、お母さんの匂いだ。今日はとってもステキな
クリスマスだ」と泣き叫んだそうです。
6年生になると、その先生は担任から外れましたが卒業式の時、その少年から一枚の
カードが届きこう書かれていました。
「先生は僕のお母さんのようです。そして、今まで出会った中で一番素晴らしい先生でした」
その後も、高校卒業のとき
「明日は高校の卒業式です。僕は5年生で先生に担当してもらい、とても幸せでした。
おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができました」と報告があったそうです。
そして10年後、先生は結婚式に呼ばれて、そのカードのこう書き添えられていたそうです。
「母の席に座ってください」
この少年は先生との出会いをずっと大切にして、その想いを言葉にすることで
先生に伝えていたのですね。
涙なしではいられないちょっといい話でした。
一社会人としてこの「縁」の大切さを日々実感しているからこそ
学生のみなさんには若いうちからの出逢いを大切にしてもらいたいと願っています。
今日はこの「縁」のまつわる話をひとつ。
たったひとりの人との出会いがその人生を変える
感動的なお話です。
ある教師と児童との縁のお話。
とある雑誌で紹介されていました。
その児童が5年生の時、服装がだらしなくどうしても気になったので
その子の過去の記録を調べてみました。
一年生のとき
「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。勉強もよくでき、将来が楽しみ」
二年生になると
「母親が病気で世話しなければならず、時々遅刻をする」
三年生になると
「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りをする」
三学期のときに
「母親が死亡。希望を失い悲しんでいる」
四年生のときには
「父は生きる気力を失い、アルコール依存症となり、子供に暴力を振るう」
この先生がいたたまれなくなって、その子に
「先生は夕方まで教室で仕事をするから、君も勉強していかない?
分からないところは教えてあげるよ」と声を掛けました。
少年は初めて笑顔を見せたそうです。
それから毎日、先生とその児童の勉強がはじまりました。ある授業で児童が手をあげた時、
先生は感動を覚え、少年は自信をもったのでした。
クリスマスの午後、その少年は小さな包みを持って先生の胸に押し付けてきました。
包みを開けてみると中身は香水の瓶でした。多分、お母さんの使っていた香水だと
思われました。
先生はその香水を一滴つけて夕暮れ時に少年の家を訪れました。
少年は雑然とした部屋の中でひとりで本を読んでいましたが、先生の訪問に気付いて
飛んできて、先生の胸に顔を埋めて「ああ、お母さんの匂いだ。今日はとってもステキな
クリスマスだ」と泣き叫んだそうです。
6年生になると、その先生は担任から外れましたが卒業式の時、その少年から一枚の
カードが届きこう書かれていました。
「先生は僕のお母さんのようです。そして、今まで出会った中で一番素晴らしい先生でした」
その後も、高校卒業のとき
「明日は高校の卒業式です。僕は5年生で先生に担当してもらい、とても幸せでした。
おかげで奨学金をもらって医学部に進学することができました」と報告があったそうです。
そして10年後、先生は結婚式に呼ばれて、そのカードのこう書き添えられていたそうです。
「母の席に座ってください」
この少年は先生との出会いをずっと大切にして、その想いを言葉にすることで
先生に伝えていたのですね。
涙なしではいられないちょっといい話でした。