2007年10月12日
史上最強の販売員
山形新幹線の東京~新庄間の往復約7時間の間に車内販売のワゴンのみで
30万円以上を売り上げる日本一の車内販売員の方がいらっしゃいます。
その方の名は斉藤 泉さん。
この斉藤さん、一度TVでも観たことがありますがとにかくスゴイの一言。
まず、その日の天候や乗車率、客層からワゴンに積み込む商品を自ら決めてさらに
途中の駅であらかじめ予約している名物弁当を積み込みます。その際、ただ漠然と予約数を
仕入れるのではなく、「5個追加」等の微調整を行なっていました。
さらに売るテクニックがハンパじゃありません。まずはお客様の空腹時を見計らい、車内をゆっくり歩きながら商品名を連呼して販売していきます。その中で売れる毎に丁寧な説明を行なっていくのですが、まわりのお客様もその説明に身を乗り出して聞き入ってくるのです。そしてひとつの車両で10個も弁当が売れていました。
現在では背中に感じるお客様の「○○が欲しい」という視線も感知できるそうです。
背中にも目があるかのようにお客様の気配を感じて、数歩戻って販売する様はまさに「驚愕」です。
さらに驚くべきことはこの斉藤さん、なんとアルバイトなんです。
もちろん歩合制でもありません。斉藤さんはこう言ってました。
「一度弁当を売ってしまったら二度と会わないかもしれないお客様との”一期一会”を大切にしたいと思っています。一時の乗車時間で、少しでもお客様
に満足していただきたいのです」
今、自分がやっている仕事は何のためにやっているのか
ただ販売するだけではなく、その先にあるお客様の満足を見据えているからこそ
高いモチベーションで仕事に取り組むことができるのでしょうね。