見方を変えれば味方になる

じんじぶちょー

2008年06月20日 01:51


先月都内のマンションで女性が同じマンション(しかも同じフロア)の住人に殺害されるという
事件がありました。
ご存知のように最近のマンションは24時間警備員常在、監視カメラ付き、オートロックetc…
外部者がとにかく入れない、そのマンションの住民以外は中のことがよくわからないような造りになっているところがほとんどです。

しかし今回の事件のように同じ建物の住人がことを起こしたとしたら…

残念ながら昨今のセキュリティシステムは逆に刃になってしまうんですね。
助けを求めようが防音がしっかりしているので隣近所にも聞こえない。
何より同じ建物の住人へのセキュリティなんて存在しません。

いったいどうすればよいのでしょうか

では昔はどうだったかというと…
近所はみんな顔見知りなのは当たり前ですが、不思議と家の中まで見えていた気がします。
特に夏なんていうのは昼間からクーラーなどつけられませんから、窓全開で家の中はまさに丸見えです。
近所から夫婦ゲンカや兄弟ゲンカの声もテレビを見ながらの笑い声も普通に聞こえていました。どこかに旅行へ行くとなれば近所のひとはみんな知っていました。

昨今のセキュリティとは全く逆です。
一軒家でも隣が全く見えないような壁などは全くなく、普通に施錠があるだけでした。
逆に見えない、わからないようにするから犯罪が起きるのかもしれません。

見方を変えれば味方になる

昔はひとそのものがセキュリティだったんでしょうね。
セキュリティ=システム、機械ではなく見方を変えれば今はほとんど付き合いのないお隣さん、ご近所の方々が一番のセキュリティになり得るかもしれません。

 

 

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